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映画祭ゲストトーク『May・JEJU・Day』

韓国現地の映画祭インディ・アニフェストでは上映終了後、監督トークを実施しています。2021年9月に開催されたゲストトークのQ&Aの様子をご紹介します。

『May・JEJU・Day/메이・제주・데이』

カン・ヒジン/2021/14:05/Drawing, Cut-Outs, Rotoscope
韓国のハワイと呼ばれる済州島では、解放直後に米軍政の統制下で「4・3」と呼ばれる事件が起き、当時の島全体の約10人に1人が犠牲になった。大量虐殺の嵐から生き残った子どもたちが、70年の歳月が流れた今、その日の記憶をアニメーションで証言する。

Q. 済州 4・3事件を作品で扱おうと決めたきっかけは?
A. 偶然に済州で見た展示会が 4・3 の生存者たちが描いた展覧会でした。ところが70年の歳月が流れたにもかかわらず、大人の記憶は子供の記憶で止まったような異質感を感じ、現在歴史的に究明できなかった済州4・3の姿とも似ていると思いました。私が感じたことを、人と共有したいと思いました。

Q. 制作期間はどのくらいかかりましたか?
A. 2年以上かかりました。 1年はリサーチ兼インタビュー 撮影、1年はアニメーション作業をしていたらあっという間でした。サウンドがまだ整っていないので、さらに修正したいです。

Q.作品の後半部分に登場する五色室とはどういう意味ですか?
A. 済州の巫女である神房が映像でさえも亡くなった方々の精神を慰めていただきたい心で、巫族の色で使われたりする五方色を借用しました。


花開くコリア・アニメーション2022ではカン・ヒジン監督をゲストにお迎えしてリモートトークをします。

監督トーク2:カン・ヒジン「ドキュメンタリー・アニメーションを作るということ」

『May・JEJU・Day』2021/14:05/Drawing, Cut-Outs, Rotoscope

韓国現代史の悲劇である「済州4・3事件」。当時の生存者たちの語りと絵が、一編のドキュメンタリー・アニメーションとなった。当時まだ幼なかった生存者の経験は、彼らが直接描いた絵に表現される。子どもが描いたような画面の上に広がる恐怖と悲しみの記憶が、一層生々しく伝わる。彼女がこのドキュメンタリー・アニメーションを制作しながら、どのように証言者たちと関係を結び、どのような感情が去来したのかを聞くことにより、私たちは作品を見ることを超え、作品を作るということの意味を、あらためて考えさせられるだろう。


日時 5月21日(土)14:00~15:00
*日本語通訳あり
ゲスト:カン・ヒジン(『May•JEJU•Day』監督)
聞き手:伊藤裕美(オフィスH)
参加方法:ZOOM形式で希望者のみに視聴リンクをお知らせします。
申し込み締め切り5/17(火)
参加ご希望の方は下記のメールアドレス宛に件名に「花コリ2022トーク参加申し込み」、本文に「氏名」「希望トーク番号」を入力して送信してください。当日までに視聴可能なZOOMリンクをお送りします。koreanimation ​[at]​gmail​.com(atをアットマークに置き換えてください)
※トークイベントは無料です。


ゲスト紹介

カン・ヒジン Jude KANG
1987年ソウル生まれ。2012年祥明大学校アニメーション学科卒。在学中よりインディ・アニフェストのリレー・アニメーションに参加。2012年、卒業作品として『お婆の海』をハン・アリョムと共同制作。2016年『花咲く手紙』、2018年『お札の意味』を発表。現在Teacup Studioを運営。フリーランスとしても活動中。

伊藤裕美
外資系企業広報を経て1999年独立。アニメーション上映・配給・権利管理と共に、デンマークなどのパートナーと若手クリエイターの国際活動を支援。2018年にアニメーテッドラーニングらぼを設立し、アニメーションを学習とコミュニケーションのツールに活用する「アニメーテッドラーニング」の普及に取り組む。現職オフィスH(オフィスアッシュ)代表。一般社団法人アニメーテッドラーニングらぼ代表理事。

映画祭『May•JEJU•Day』カン・ヒジン監督インタビュー(英語字幕付)

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