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★インディ・アニフェスト2020アジアコンペ部門入選作品発表&審査評★

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第16回インディ・アニフェスト2020の作品公募を通じて、世界各国から合計595編の作品が出品されました。毎年応募が増えているという点は実に心強く、インディーズ、アニメーションの熱い関心を示しています。出品してくださった作品すべてに深い敬意をお伝えます。

予選審査を経て、アジアコンペティション部門に37編、パノラマ部門に12編の作品が選ばれました。発表した作品は、映画祭が始まる2020年9月17日(木)から22日(火)まで上映され、アジアコンペティション部門は映画祭期間中の本選審査を経て、アジアの光(大賞)、アジア路賞、審査員特別賞、お祭りの星(観客賞)の合計4つの部門の受賞作が決定されます。

大切な作品を出品してくださったすべての監督に再び心から感謝を申し上げます。

*インディ・アニフェスト2020「アジア路」公募部門上映作リストです。おめでとうございます!*

Indie-AniFest2020 アジアコンペティション部門

『10 000 Ugly Inkblots』 Dmitry GELLER / China, Russia

『家の前に大きな木がある / A Big Tree in Front of the House』 劉 軼男 Yinan LIU / China, Japan

『A Girl Who’s Afraid of Touching People』 Liang-hsin HUANG / Taiwan, United Kingdom

『A Gong』 Zozo JHEN, Tena GALOVIC, Marine VARGUY, Yen-chen LIU, Ellis Kayin CHAN / Taiwan, France

『テーブルの向こう側 / At the Other End of the Table』 リズ・レモン Lise REMON / Japan, France

『Beetle in the Anthill』 Vasily EFREMOV / Russia

『Beginning of the Light』 Anastasia MELIKHOVA / Russia

『Birds, by the Way. Autumn』 Alla VARTANYAN / Russia 

『Cool Enough for You』 Jessica WU / Taiwan

『Dino!』 細川晋 / Japan

『ゆめみのえ / Dreams into Drawing』 山村浩二 / Japan

『Faces』 Stuti BANSAL / India

『Funeral』 Thinh NGUYEN / Vietnam, Denmark

『Gold is Eating People』 Xia SU / China

『ごん GON, THE LITTLE FOX』 八代健志 / Japan

『十二月 / Half of an Apple』 周 小琳 Xiaolin ZHOU / Japan

『He Can’t Live without Cosmos』 Konstantin BRONZIT / Russia

『Ju Ren』 Henry ZHUANG, Harry ZHUANG / Singapore

『Little Hilly』 Yun Hsien HUANG, Pei Yu LIAO / Taiwan 

『Merry Grandmas!』 Natalia MIRZOYAN / Russia

『Modern Babel』 Zhao LIN / China

『マイエクササイズ / My Exercise』 和田淳 / Japan

『My Trip to Japan』 Dante ZABALLA / Japan, Argentina

『One, Two, Three』 Srinivas BHAKTA / Singapore

『Pangu』 Shaofu ZHANG / China

『Petty Thing』 Zexi LI / China

『四月 / Pieces of April』 周 小琳 Xiaolin ZHOU / Japan

『Protocorba』 Kirill KHACHATUROV / Russia

『Serial Parallels』 Max HATTLER / Hong Kong, Germany

『Shall We Talk?』 Katya MIKHEEVA / Russia

『Six to Six』 Neta COHEN / Israel

『Survival HK』 Louise PAU / Hong Kong, USA

『The Bear Hunter』 Sayaka HARA / Japan, United Kingdom

『The Coin』 宋思琪(ソン・スーチー)Siqi SONG / China, USA

*花コリ2019アジア短編『妹』

『The Eleventh Step』 Maryam KASHKOOLINIA / Iran

『Ties』 Dina VELIKOVSKAYA / Russia, Germany

『What Will You Do Now, John?』 Pooja POTTENKULAM / India, United Kingdom

Indie-AniFest2020 アジア パノラマ部門

『Covid Commuters』 Ishan SHUKLA / India

『爆裂!カンフーミサイル / Explosion! Kung Fu Missile』 大福 / Japan

『Happy Zoo』 王 知杰 Zhijie WANG / Japan

『Irreversible』 Chiao CHANG / Taiwan

『Lionverse』 Hayden Chun Hei MOK / Hong Kong

『Movie Traveller』 Zhongjie GUO / China

『On the Cover』 Yegane MOGHADDAM / Iran

『Radiate』 田中 謙光 / Japan 

『ミミズを拾ってみた / So I Picked Up the Worm』 李 叔芹 Shuqin LI / Japan

『The Lighthouse』 Jay Pui Weng LEI / Macao

『The Wheat Keeper』 Haitao BAI / China

『Typhoon』 Ji-tian LI, Wei Fan WANG, Pin Hsuan HUANG / Taiwan

インディ・アニフェスト2020アジアコンペ部門審査評

昨年末(2019年)に始まった世界的なコロナ危機への懸念にもかかわらず、今年のインディ・アニフェスト、アジアコンペティション部門に出品された作品の数は昨年より多かったです。この場をお借りして出品してくださったすべての監督と作家に感謝の意を表します。

皆さんもご存知の通り、アニメ―ションはどのシーン1つとっても1日でできあがるものではありません。「どうにかしてたら偶然、良い場面が出てきた」ということはありません。アニメーションの長所であり、短所であり、また、面白い点でもあります。面白いというのは、例えば、「一度アニメーションを一通り作ってみようか」というと、それ自体、非常に風変りで多分有意なまでの試みとなります。そのため、よく作られた一本のアニメ―ションというのは、ほとんど、その背後に隠された大きな誠意と努力が保証されているのです。よく作られた、アジアのアニメーションを一度に600編近く鑑賞することは、そのため、それよりもはるかに大きな世界に出会うことであり、非常に幸せなことでした。

アニメーションというものが、しっかりと同じ場所にあるように見えるかもしれませんが、実際には毎日新しく変化していると思います。まさに昨日、今、また新しくなったと思います。しかしながら、それに気付くことは容易ではありませんが、まるで私たちの体を構成する成分が、わずか数週間前と比較してみても、完全に新しく交換されていたとしても、まだ今日の「私」は数年前の「私」のように感じられるのと似ているかもしれません。よって審査員は非常に細かく、ひとつひとつの作品を見つめ、そうやって選ばれた作品は、皆さんの目に、ある感覚を喚起するのに十分な作品たちだと思っています。

そのため、言うまでもなく選定の経緯は、非常に激しかったことも言わざるを得ません。個人的には、他の審査員たちの言葉を聞きながら、自分がそんなに支持していなかった作品の素晴らしい点に気づかされ、興味のなかった作品の隠れた意味を見つけ出すこともでき、またその逆で新たな視線を持つようになることができ、不思議なまでの経験でした。また、自分が支持する作品の良さを説得するために、拙い話術を動員し、冷や汗をかいたりもしました。人物の顔を見せなかったり、事件が起こっている現場を直接見せない演出をした作品が多数ありました。さらに、ともすると空っぽに見える画面をどのように受け入れるか話し合いました。非の打ちどころなくよく作られた、いわゆる「ウェルメイド」の作品たちと、少し雑ですが、鋭い主題意識を表した作品について話し合いました。さらに、非常に優れた完成度を示すものでもなく確実に壮大な主題意識もないが、ただ滅茶苦茶だけど、魅力的な作品に関しても悩みました。だから今回のアジア路で出会うことになる、いくつかの作品は、他ではあまり見ることができない物々が含まれていると思います。

特記すべきことは、「狩り」をテーマにした作品が多くあったことです。これは韓国の作品では、なかなか見られないものなので目立ちました。そしてコロナの事態を直接扱う作品も多数ありました。残念ながら、その中に選ばれた作品はありませんでしたが、短い時間の中で、社会的問題を扱った試みに拍手を送ります。

もう一度、すべての出品作家に感謝を伝え、ノミネートされた作品の制作者たちにお祝いを申し上げます。


アジアコンペティション部門予選審査委員、イ・ギョンファ、イ・ジョンフン、ハム・ジュンソを代表してハム・ジュンソ書。

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