韓国短編プログラム2

KOREA Short Program2


9作品 約70分 「彼女が彼女に」

言うまでもなく、私たちは、それぞれ違う人生を生きてきた。それでも、なぜか全てを理解できるような気がする。時には背中をたたき合い、手を握り合えるかもしれない。

  • 私とスンジャ
  • 나와 승자 / SeungJa and Me
  • - 2020 / 07:46
  • - キム・アヨン 김아영
  • - Drawing
  • ある夜、突然、私は怖くなった。母がいなくなったら、どうすればいい? 言い知れぬ恐れを感じた。16年後、母は91歳になり、私は60歳になった。秋と冬に挟まれた時間、私は母がいなくなっても大丈夫だろうか?

  • Director's note
  • 母親との別れを辛く思う次女は、いつでも思い出せるよう、母親を記録することにしました。

  • ヨンスク
  • 영숙 / Young-suk
  • - 2020 / 09:06
  • - ラ・ジョンイン 라정인
  • - 2D, Drawing, Flash
  • 1923年、チェ・ヨンスクは梨花学堂を卒業し、中国に留学する。家族の反対にもかかわらず、研究への渇望と朝鮮の役に立ちたいという固い意志から、学業の道を延長するヨンスク。ついにヨンスクは、ストックホルム大学で経済学を専攻し、朝鮮初の経済学士となる。朝鮮に帰ってきたヨンスクは、母国のために働きたいという思いとは裏腹に、仕事探しも容易にはいかない。

  • Director's note
  • チェ・ヨンスク(1906~1932)を覚えておこう。ゴシップの対象ではなく、一生を捧げて時代に正面から立ち向かった、ある人生の主人公として。

  • 祭祀(チェサ)
  • 제사 / Jesa
  • - 2019 / 06:21
  • - ソン・ギョンウォン 송경원
  • - Object
  • 「祭祀/제사」とは、祖先を祀る韓国の祭礼である。作家は両親と、この伝統についての対話を試みるが、話は全く予想のつかない方向へと流れていく。

  • Director's note
  • 「韓国社会で最も保守的な領域は、北朝鮮やセクシュアリティではなく、家族の談話である」『一人で見た映画』(チョン・ヒジン著)より

    毎年やってくる旧盆や旧正月、先祖の命日。いさかいながらも、家族はなぜ集まるのか。「変わらなければならない」と毎回ニュースで叫ばれているのに、わが家の祭祀はなぜ変わらないのか。ノンフィクション・アニメーション『祭祀』は韓国伝統の正統性(authenticity)に疑問を投げかけ、ストップモーション・アニメーションのプロセスによって、女性としての伝統を再定義し取り戻そう(reclaiming)という試みです。

    ★観客審査団賞

  • 愛を信じる
  • 사랑을 믿다 / Believe in Love
  • - 2020 / 05:22
  • - ナム・ギオク 남기억
  • - 2D, 3D, Rotoscope
  • 何度も愛に失敗し、傷ついたナヨンは、また新たに愛を信じてみようと思う。

  • Director's note
  • 愛は、個々人の問題である以上に、社会やメディアから大きな影響を受ける。自分を傷つけない愛とは何か、考えてみたかった。

  • 虎と牛
  • 호랑이와 소 / Tiger and Ox
  • - 2019 / 08:18
  • - キム・スンヒ 김승희
  • - Drawing
  • 家父長制の韓国社会において、女性にとって離婚とは何だろうか? 父親のいない家族は、失敗した家族なのか? この問いに答えるため、娘は母親との会話を試みる。

  • Director's note
  • 30年以上にわたり、ある母娘の日常を支配してきた不安感はどこから来たのだろうか? 一人で子供を育てる母親とその子供が感じる不安や心配とは、本当に個人の問題なのか? 娘は、母親が自分を生んだ年齢になった。結婚を考えている娘は、過去の母親の姿を、最近よく思い出す。ある母娘の過去と感情の旅を追いながら、彼女たちが抱いて生きてきた不安や不満はどこから来たのか、探ってみようと思う。

  • 집나방 / Moth
  • - 2020 / 10:41
  • - チョン・ヨンジュ 정연주
  • - 2D
  • 作家志望の母親は、結婚して家事と育児を受け持つが、その夢を諦めずにいた。そんなある日、日常の疲れが一気に押し寄せ、深い喪失感から眠りに陥血てしまう。眠りから覚めた母親は、蛾に変わっていた。蛾になった母親は家の外へと飛び立とうとするが、そんな彼女を、現実が引き留めようとする。

  • Director's note
  • 人間に取って辛く激しい生存である「家事と育児」は、なぜ母親が負うべき十字架なのか? 十字架を背負った母親はどうなるのか? 疲れ果てて倒れ、自身の存在がなくなってしまった瞬間、何かに生まれ変わるより他ない。家の中にいる嫌われ者の蛾になってでも、再び飛び立ちたいのだ。

  • シミ
  • 얼룩 / In the Scar
  • - 2020 / 07:36
  • - ハ・スファ 하수화
  • - Drawing, Rotoscope, Painting on Glass
  • 私は毎日、私へと戻る。私が「シミ」と呼ぶ、傷が幾層にも積もった私へ。

  • Director's note
  • シミは果たして、シミなのだろうか? もしかしたら、シミそれ自身が、本来の私なのかもしれない。

     

  • 修羅
  • 수라 / SURA
  • - 2020 / 05:37
  • - チョン・ヘジ 정해지
  • - 2D, Paper
  • 高校生。私の一番の親友が、妊娠した。

  • Director's note
  • 十代のころ経験した、友達の妊娠。その時の混乱した思いを元に、高校の時に学んだ詩人「白石」の、家族共同体の解体を表現した『修羅』という詩を用いて表現した。

  • 宇宙の果て
  • 우주의 끝 / The End of the Universe
  • - 2020 / 09:16
  • - ハン・ビョンア 한병아
  • - 2D, Drawing
  • 余命宣告を受けた主人公に、医師が尋ねる。あなたの子どもたちに、どんな言葉を残すのかと。ありふれた言葉しか浮かばなかったその時、突然浮かんだ一言「歩きなさい」。そして、彼女が家へと帰る途中で出会った人々は、彼女にそれぞれ違う答えを示した。

  • Director's note
  • 誰も知らない宇宙の終わり。それはまるで、予想できない人生の終わりを思わせる。誰もが夢見る「よく生き、よく死ぬ」人生の途中で、不慮の危機を迎えた時、私たちはどんな心持ちでいるべきなのか。漠然とした宇宙の中、変わらぬ生活の中から、答えを求める。

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